本サイトは広告を含みます
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のロケ地を徹底解説!撮影場所と見どころ
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』を観終わった後、あの圧倒的な映像美に心を奪われた方も多いのではないでしょうか。
密林の湿った空気感、切り立つ石灰岩の迫力、そして逃げ場のない海の恐怖。
実はこれらのリアリティを支えているのは、最新のCG技術だけではありません。本物の景観が持つ「質感」こそが、画面に消えない説得力を与えているのです。
本作の撮影が行われたのは、タイ南部、マルタ、イギリスの3拠点。
それぞれが個性的な役割を果たし、恐竜たちの世界観を見事に作り上げています。
今回は、映画ファンなら一度は訪れてみたいロケ地の魅力と、実際に巡る際のポイントを徹底解説します!
この記事で分かること
-
タイ南部・マルタ・イギリス、それぞれのロケ地の役割
-
なぜCGの恐竜が「浮いて」見えないのか、その秘密
-
ロケ地を訪れる際の実践的な準備と持ち物リスト
CGだけじゃない!映画のリアリティを支える「実景」の力
大作映画だからといって、すべてをセットやCGで作るわけではありません。むしろ、実際の景色が持つ「土台」があるからこそ、後から合成された恐竜たちが同じ空気を吸っているかのように画面に馴染むのです。
密林の湿度、石灰岩が落とす陰影、海の透明度。これらの質感は、どんなに技術が進化しても、本物には敵いません。一方で、危険なアクションシーンは管理された施設で撮影することで、クオリティと安全性を両立させています。
「CGの進化」と「緻密なロケ地選び」。このふたつが組み合わさることで、私たちは映画館で息をのむような体験ができるのです。
タイ南部|圧倒的な「地形の力」が生む緊張感

なぜタイが選ばれたのか
タイ南部、特にクラビ・パンガー・トラン地域が選ばれた理由は明確です。「そこに恐竜がいても不思議ではない」と思わせる、圧倒的な地形の力を持っているからです。
生い茂る熱帯の森は視界を遮り、「姿は見えないけれど、何かがそこにいる」という気配を強調します。一方、切り立った石灰岩が並ぶ湾や離島の風景は、逃げ場のない閉塞感を際立たせています。
実はこの地域、映画のロケ地であるだけでなく、実際にジュラ紀の琥珀や竜脚類の椎骨などの化石が発見されている場所でもあるんです。映画のファンタジーと古代の現実が結びつく、まさに理想的なロケーションと言えるでしょう。
密林・滝|「近づくほど怖い」背景を演出
劇中の密林シーンが持つ役割は、一歩進むごとに「道が消えていくような感覚」を与えることです。特にカオ・パノム・ベンチャ国立公園のフアイトー滝は、登場人物たちが重要な決断を迫られるシーンの舞台となっています。
国立公園の入園料は、大人100バーツ、子ども50バーツ、車両30バーツが目安です。もし映画のような雰囲気を写真に収めたいなら、滝の正面だけでなく、「濡れた岩肌」や「深い緑の苔」、「複雑に重なる影」を意識して撮影してみてください。それだけで、ぐっと作品の世界観に近づきます。
パンガー湾|奇岩が作り出す「スケール感」
パンガー湾には40を超える石灰岩の露頭、洞窟、ラグーンがあり、その先史時代のような外観はデジタル加工をほとんど必要としませんでした。
画面の中に巨大な奇岩が入り込むことで、比較対象となる「スケールの基準」が生まれます。それによって、恐竜がどれほど巨大で恐ろしいのかが具体的に伝わってくるのです。
現地を訪れる際に覚えておきたいのは、天候によって船のスケジュールが左右されやすいこと。「この日に必ず行く」とガチガチに決めるより、予備日を含めた「予定の余白」を持っておく方が、結果として旅の満足度は高まります。
コ・クラダン(クラダン島)|「上陸の緊張感」を体感できる離島
トラン県にあるクラダン島のサンセット・ビーチは、白い砂浜と透明な海、そして道路のない孤島という、まさに「失われた世界」のような場所です。
船で海を渡るという「たどり着くまでのプロセス」そのものに意味があります。日常のリズムがふっと途切れ、映画で感じた「禁断の島へ足を踏み入れる」という緊張感を、自分の体で追体験できるのです。
ゴールデンアワーの光は、ポストプロダクションフィルターを使わずに映画のようなクオリティを実現したと言われています。もし無理のない旅をしたいなら、島に泊まることにこだわらず、クルーズを利用した日帰り観光で楽しむのがおすすめです。
マルタ島|歴史ある街並みを活かした追跡シーン

なぜ、舞台にマルタが選ばれたのか
マルタが舞台に選ばれた理由は、石造りの街並みが持つ「時間の重み」にあります。私たちが「古い」と感じる歴史的な建物の前に、それよりもはるかに長い時を生きる「恐竜」を置く。この時間の対比によって、街並みは単なる背景ではなく、作品のテーマを象徴する重要な装置となりました。
これまでマルタは多くの映画で「別の場所」の代役として使われてきましたが、今作では「マルタの街並みそのもの」の個性が前面に出る描かれ方をしています。
ヴァレッタ(Valletta)
激しい追跡劇の中で印象的に使われているのが、街の中心にある「聖ジョージ広場」です。また、「聖ニコラス通り」や「聖アースラ通り」といった、マルタ特有の狭い坂道や石畳が、アクションの緊迫感をより一層高めています。
ビルグ(Birgu)
「聖ローレンス教会」周辺の景色が使われています。さらに、12世紀に建てられ、16世紀に再建された歴史ある「聖アンジェロ要塞」やグランドハーバー(港)の景観は、闇市場の拠点が持つ怪しげな雰囲気を見事に演出しています。
現在、聖アンジェロ要塞は修復され、一般公開されています。映画のシーンを思い出しながら実際に訪れることができるのも、ロケ地巡りの醍醐味ですね。
イギリス|映画のリアリティを支える「コントロールセンター」
パインウッド・スタジオ|制作の心臓部
イギリスのロケ地が果たした役割を一言で言えば、「世界中のあらゆる景色を再現し、映画のリアリティを支えるコントロールセンター」です。
バッキンガムシャーにある「パインウッド・スタジオ」は、本作の最も重要な拠点です。劇中の「地下のブラックマーケット(闇市場)」や「貨物機の内部」も、ここで作られたセットです。
スタジオ撮影の真価は、豪華さ以上に「光・天候・安全」を完璧にコントロールできる点にあります。特に危険が伴う大規模シーンは、光の加減や動線を完璧にコントロールできるスタジオで撮影した方が、結果として映像の”嘘っぽさ”を消すことにつながるのです。
マルタの街並みをイギリスで再現
興味深いことに、マルタでの追跡シーンの一部は、実はイギリスで撮影されています。ヴァレッタの街の一部がパインウッド・スタジオに再現され、主要キャストの演技はそこで撮影されました。
バイクチェイスのシーンでは、クリス・プラットが静止したバイクに乗ってトレッドミルで演技し、デジタル背景が後から追加されるという手法が使われています。また、マルタのスタント・パフォーマーの顔に、高度なデジタル・フェイス・リプレースメント技術で主要キャストの顔を合成しています。
「現地で撮ること」と「スタジオで撮ること」は対立するものではなく、むしろお互いを補い合うことで、映像の説得力を最大まで引き出しているのです。
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のロケ地を巡る旅へ!
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のロケ地は、タイ南部で「密林と海の恐怖」を作り出し、マルタで「歴史と恐竜の時間の対比」を演出し、イギリスで「安全に危険を撮る仕組み」を成立させています。
「CGがすごかった」より「景色が怖かった」と感じたなら、それは現実のロケ地が臨場感を増幅させた証拠です!
まず映画を見返して「森・海・都市」のどれに最も心が動いたかを一つだけ選んでみてください。タイで「リゾート+密林の圧倒感」を取りに行くか、マルタで「歴史的建造物と恐竜の融合」を体感するか、イギリスで「撮影の仕組み」を追うかー…。
どれを選んでも、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』はもう一段深く、面白くなるはずです!



コメント