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5. 『マッドマックス・フュリオサ』(2024)

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『マッドマックス:フュリオサ』(2024)は、ジョージ・ミラー監督による『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚にあたる作品だ。

文明が崩壊した荒廃世界を舞台に、前作で“怒りの戦士”として圧倒的な存在感を放ったフュリオサの過去と復讐の物語が描かれる。前作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの若き日を、本作ではアニャ・テイラー=ジョイが引き継いで演じた。

ジョージ・ミラー監督がアニャをキャスティングしたきっかけは、エドガー・ライト監督作『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)だったという。アニャの演技に魅了されたミラー監督は、パンデミック下で行われたSkypeオーディションを経て、彼女の起用を決定した。

アニャ自身もインタビューで、「脚本を読んだ時、『私はフュリオサを理解できる。すばらしい経験になる』と確信した」と語っており、役との運命的な出会いを振り返っている。

一方で、撮影は極めて過酷なものだったようだ。アニャは公開前のインタビューで、「あの映画を作っている時ほど孤独だったことはありません。簡単だと思っていたことはすべて難しかった」と明かしている。

前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に魅了されたファンはもちろん、本作からシリーズに触れる人でも十分に楽しめる。フュリオサというキャラクターの原点を知ることで、シリーズ全体の物語にさらなる深みを与えてくれる一作だ。

6. 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』シリーズ
ピーチ姫役(2023・2026)

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『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)は、世界興行収入13億ドルを突破した大ヒットアニメーション映画だ。

任天堂の人気ゲームシリーズ「スーパーマリオ」を原作に、マリオとルイージの冒険を壮大なスケールで描き、世代を超えて愛される作品となった。

アニャ・テイラー=ジョイは、英語版でピーチ姫の声優を担当。従来の“守られるプリンセス”というイメージを刷新し、自立心と行動力を兼ね備えた現代的なピーチ像を、凛とした声の演技で見事に体現した。

そして2026年4月には、続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(2026)が公開。

アニャは引き続きピーチ役を続投し、クリス・プラット(マリオ)、チャーリー・デイ(ルイージ)、ジャック・ブラック(クッパ)らおなじみのキャストも再集結する。

舞台は宇宙へと広がり、「スーパーマリオギャラクシー」シリーズの世界観をベースに、新たな冒険が繰り広げられる。

新キャラクターとして、ヨッシーやロゼッタの登場にも注目が集まっている。

7. 『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)

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『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)は、『ベイビー・ドライバー』(2017)で知られるエドガー・ライト監督が手がけたサイコロジカルホラーだ。

ロンドンのファッションスクールに通うエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、夜ごと夢の中で1960年代のソーホーへと迷い込み、歌手を夢見る華やかな女性サンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)の人生を追体験するようになる。

しかし、眩い成功を夢見るサンディの前には、女性を搾取する時代の現実が待ち受けていた。彼女が悲劇へと向かう姿を目の当たりにしたエロイーズは、次第に夢と現実の境界を見失い、自身の日常までも侵食されていく。

本作は2021年9月、第78回ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミア上映され、大きな注目を集めた。

アニャが演じるサンディは、華やかな夢と残酷な現実が表裏一体となった存在だ。スウィンギング・ロンドンのきらびやかな空気をまといながらも、その瞳の奥には拭いきれない不安と孤独が宿る。

エドガー・ライト監督がアニャを起用した理由のひとつは、彼女が持つ「光と影が同居する魅力」にあったのかもしれない。眩いほどの美しさと、どこか危うさを感じさせる繊細な表情によって、サンディは単なる“ミステリアスなヒロイン”ではなく、血の通ったひとりの女性として鮮やかに息づいている。

1960年代の名曲をふんだんに使用したサウンドトラックや、ネオンが彩る幻想的な映像美も大きな見どころ。視覚と聴覚の両面から観客を魅了する、忘れがたい映画体験を味わえる一作だ。

8. 『EMMA エマ』(2020)

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『EMMA エマ』(2020)は、イギリスの小説家ジェーン・オースティンによる同名小説を原作とした恋愛映画だ。

19世紀初頭のイギリスを舞台に、裕福な家庭で何不自由なく育ったエマ・ウッドハウス(アニャ・テイラー=ジョイ)が、周囲の恋愛を取り持つ“恋のキューピッド”として奔走する姿を描く。

聡明で社交的な一方、自信過剰な性格ゆえに周囲を振り回してしまうエマ。数々の失敗やすれ違いを経験しながら、自身の未熟さと向き合い、本当の愛に気づいていく過程がユーモラスかつ繊細に描かれる。

本作でのアニャの演技は高く評価され、第78回ゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネート。また、第93回アカデミー賞では衣装デザイン賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門にノミネートされるなど、作品全体の完成度も高い評価を獲得した。

これまで幾度となく映像化されてきたエマというキャラクターだが、アニャ版はその決定版との呼び声も高い。姿勢や視線、声のトーンといった細やかな表現によって、エマの傲慢さと、その裏に隠された繊細さや孤独を見事に体現している。

『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム』(2027年公開予定)

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本記事で紹介した8作品に加え、アニャ・テイラー=ジョイの次なるビッグプロジェクトとして注目を集めているのが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ最新作『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム(原題:The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum)』だ。

アンディ・サーキスが監督とゴラム役を兼任する本作は、ワーナー・ブラザース配給のもと、2027年12月17日の全米公開を予定している。

物語の舞台となるのは、『ホビット』三部作と『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001)の間の時代。指輪の行方を知るゴラムを追跡するため、ガンダルフの依頼を受けたアラゴルンが危険な旅へと身を投じる。中つ国の歴史のなかでも、これまで映像化されてこなかった空白の時間が描かれる。

アニャが演じるのは、シンダール・エルフのセレン。木の国を治めるスランドゥイル王に仕える、忠誠心と高い戦闘能力を兼ね備えた諜報員として登場する。原作者J・R・R・トールキンの小説には登場しない完全オリジナルキャラクターであり、中つ国の世界観を拡張する新たな存在として大きな注目を集めている。

共演には、アラゴルン役のジェイミー・ドーナンをはじめ、ガンダルフ役のイアン・マッケラン、フロド役のイライジャ・ウッド、スランドゥイル役のリー・ペイスら豪華キャストが集結する。

ドラマ、アクション、時代劇、アニメーション作品の声優まで、多彩なジャンルを横断してきたアニャが、世界屈指のファンタジーフランチャイズにどのような新風を吹き込むのか。その繊細な演技と中つ国の壮大な世界観が生み出す化学反応に、世界中のファンから熱い視線が注がれている。

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